【夏休み明けは要注意】伸びきったゴムがパチンと切れる前にブロック解除に出会って欲しい【栗山葉湖の心が軽くなる365の言葉】158/365
おはようございます、
3分で1個心のブロック解除
マインドブロックバスター
栗山葉湖(くりやまようこ)です。
一時期全国の公立小中学校が
週休2日になったのを受け
もともと寒い地方の学校は
夏休みは短くて8月20日前後から
始業しているのですが
全国的に
2学期の始業式は
9月1日というのが崩れ
8月の25日とか28日に
夏休み明けの授業が
始まっています。
そういう意味では逆に
土曜日を休みにしていなかった
私学の方が
2学期、9月1日始業式を
守り続けているようですが
夏休み明け・・・というのは
子どもの自殺と不登校の
要注意日です。
入院中に
NHK Eテレ
(教育テレビですね)
ウワサの保護者会
https://www4.nhk.or.jp/hogosya/
という番組をベッドサイドの
テレビで観ました。
夏休み明けをにらんでの
不登校スペシャルだったのです。
不登校の始まり、というと
「いじめ」で集団から
何かアクションを起こされた
のように
「事件」がきっかけで
「学校へ行きたくなくなった」
のではないか?
と想っていました。
ここは1990年から
14年間は
中学校という現場にいながら
認識不足で
自分の担任の生徒が
受け持っている最中に
突然不登校になった、ということは
なかったのです。
番組では
お子さんが不登校中、ないしは
過去に不登校経験を持つ
保護者の方が
ディスカッションをしていました。
それと不登校に関わる専門家、
実際の不登校経験者の本人が
登場し番組が進行されたのですが
この番組を観て
まずわかったことは
「本人がなぜある日を境に
ぱったりと
学校へ行けなくなって
しまったのかを
言語化できない」
行けなくなる前日まで
「いつも通り」
むしろ元気に友達とも
仲良くしているくらいで
親からは「なんで?」
「何が原因?」
「何の問題を解決したら
行かれるようになるの?」と
原因探しをし、問題を解決して
元どおり学校へ行ってよ!と
介入したくなってしまうこと。
周りにもなかなか理解されず
「無理にでも連れていくべきだ」
「行かせられない親が悪い」
と責められ
親子ともにつらい想いをすること。
過去に
先生で不登校になってしまった
先輩の先生のことを想い出しました。
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その先生のクラスは
学年で一番まとまっていた。
朝の会から明るい空気が漂っていて
何か一言投げかけると
全員で「イェーイ!」という盛り上がり。
合唱コンクールでも当然のように優勝。
みんなが
「あの先生が担任だといいなあ」って
親子で羨ましがり、
当時クラス経営では
悪戦苦闘していた私には憧れの存在。
その先生が
中3の10月
これから高校受験
卒業・・・と本格的に
中学生活の集大成、という時期に
突然学校へ来れなくなった。
みんな困惑。
校長先生が話に行ったり
おそらく病院にかかったり
カウンセリングを受けたり・・・
しかし
その後その先生が
学校へ戻ってくることはなかった。
私が次の学校へ異動して
三男の育児休業で休んでいるときに
その先生から
「赤ちゃんに会わせて」と
私に連絡がきて
三男を連れて会いに行った。
退職して主婦になっていた先輩の先生
在職中取り立てて
仲が良かったわけではないのに
今でもなぜ私を呼んで
話してくれたのかわからないけど
「もうあのとき
いっぱいいっぱいで
次の日から行けなく
なってしまったのよ」
見せてくれたのは
卒業アルバムの授業風景の写真。
先生が学校に来れなくなってしまう
前日にその写真撮影があった。
授業風景を撮影するだけの
数分の出来事。
その日が先生の
教師人生最後の日だった。
不登校になる子が
ある日突然
学校へ行けなくなる。
きっとそんな感じなんでしょうね。
いっぱいいっぱいに
伸びきったゴムが
パチン!と切れるように
「もうこれ以上無理」
「いっぱいいっぱいなんだ」
ってなると起きるのが
不登校。
番組で保護者の方が
発言していました。
子どもが話しかけてきたときに
親はすぐ「こうしたら?」
「ああしたら?」と
大人の正義を押し付けて
言うことを聞かせようとする。
自分の望む方向に
ストーリーが進行してくれないかと
仕向けようとしてしまう。
しかしそれは子どもがすぐ見抜いて
また心を閉じてしまう。
そして親が
今までの価値観を捨てて
子どもを丸ごと受け容れようと
腹をくくったときに
やっと子どもが安心できる
子どもが不登校になったことで
親が教えられました。
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不登校は今
普通の小中学校の
クラスに2人くらいいる状況。
残り30数名は
不登校にならずに進学していくから
「なぜ?うちだけ?
どうして行かれないの?
どうすればいけるの?」
本人
保護者
担任の先生
みんな悩む。
だけど
「不登校は
たくさんの自分と
向き合う時間をくれ
何が大切かそうでないか
すごく学び多い
かけがえのない体験でした」
不登校を経て
今度は不登校児を
サポートする活動をしている大学生と
結局学校には戻らず社会に出て
事業をしている人の
「あなたにとって不登校とは?」
で語られた言葉を聞くと
ひとつの生き方の選択なのだ、
と感じる。
うちには部活もやらないし
何だかイヤイヤ学校に
行ってるような三男がいるけれど
彼なりに
「大学に行って勉強したい
将来やってみたいことがある」と
塾に行ったり自習室で勉強してくる傍ら
夜中までオンラインゲームで
発散しないとやってられない
というときもあり
親、という固い頭で見ると
首をかしげるときもあるけれど
「ああ、彼は彼の中で
精一杯心のバランスを
取ろうとしているんだなあ」
とわかる。
傍目には順風満帆で
誰もが羨ましがるような
人生を送っていても
いつプツンと切れるかわからない
伸びきったゴムのように
なっている人もいるんだな
ゴムが切れてしまう前に
マインドブロックバスターの
心のブロック解除が
お役に立てればなと
想うのです。
夏休みが終わって
つらい想いをしている誰かに
届いて欲しいと想うのです。
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退院してきて
びっくりしたのは
宇宙飛行士が
地球に戻ってきたときって
こんな感じなのかな?
重力が合ってないというか
少々フワフワしまして
足腰が弱ってました^^;
入院生活では
あれほど元気だと想ったのになあ。
やはり気が張ってたのでしょうね。
気をつけつつ
休むときは休んで
日常に戻ります。