6回目の3.11東日本大震災が今もなお私たちに問う心のブロック【栗山葉湖のRelease&Change】

おはようございます、
栗山葉湖です。

6回目の3.11が来ました。

2011年3月11日
14:46

毎年3月になると
震災関連の報道が増えます。

今年一番胸の痛んだ報道は
大川小教諭遺族の佐々木奏太さん
(宮城教育大3年生:21歳)が
児童遺族とともに津波被災者遺族として
活動されていることを報じたものでした。

ここ数日で
新聞・テレビで報道されましたので
ご覧になった方もいると想います。

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津波に奪われた最愛の父は
たくさんの児童を犠牲にした
加害者として名を残した
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奏太さんは小学校教諭だった
お父さんを尊敬していました。

父を追って教育大学に進学したものの
大川小の被災について
過失を問われている教諭の息子として

何よりも児童の安全と命を守るのが
教師なのに・・・

2011年3月11日に
大川小で起きてしまった
児童74名
教諭10名が津波にのまれ
死亡・行方不明となった事実の前に

憧れた教員になる道は
胸を張って目指すことが
出来なくなってしまった

心折れた奏太さんが
罵倒され拒絶されることも覚悟して
連絡をとったのは
大川小児童の遺族でした。

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最愛の我が子の命が
奪われたのは

先生に過失があったから
ではないか?

司法に問うても
行政を責めても
我が子は生きて帰ってこない
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親御さんの苦悩に向き合いました。

自分も愛する家族を失った遺族
しかし死してなお
責任を問われている者の息子・・・

父と父がきっと守りたかった
かけがえのない児童たちを
語り継ぐことで

「第二の大川小を出さない、
それが使命」

今、佐々木奏太さんは
児童の遺族とともに
大川小の「語り部」として
3.11を語り始めています。
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「想定外」という言葉が
駆け巡った6年前

私たちが直面したのは
未曾有の大災害であり

今もなお大きな影響を
私たちの生活に与えている
原発の問題も解決していません。

被災し、避難した子どもたちが
「いじめ」に遭うという

被災した人は守られ、
癒されるもの


被災した人と
大きな被害を受けなかった人は

助け合うのが当たり前

と想っていた
多くの日本人に
衝撃を与えた事実もあります。

「こういうときはこうであろう」
「みんながしているようにすれば
後ろ指をさされることはない」
「出る杭になりたくない」

無意識に予定調和に逃げ込もうとする
踏み出すのを恐れ
「勇気」を後手にまわす

そんな「心のブロック」が
生命にかかわるのだ

東日本大震災は
まだ私たちに
直面したのに乗り越えてない
「心のブロック」を
突きつけ続けています。

今日生かされているいのちと
ともにいてくれる家族、仲間の
存在にあらためて感謝し

この震災でこの世を去った方々の
ご冥福を心からお祈りします。

6回目の3.11

2011年3月11日
14:46

マグニチュード9.0
現在まで日本周辺における
観測史上最大の地震

最大震度7

2017年(平成29年)3月10日時点の
警察庁発表で、
震災による死者・行方不明者は18,446人
(震災関連死を除く)、

建築物の全壊・半壊は合わせて
401,885戸が公式に確認されている。

復興庁によると、
2017年2月13日時点の
避難者等の数は123,168人。

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